愛と感謝の気持ちから従う
「救いは,従順という貨幣で買うことはできません。神の御子の血によって贖い取っていただくものなのです。…
恵みが神の賜物であるなら,なぜ神の戒めに従うことがそれほど重要なのでしょうか。なぜわざわざ神の戒めを守り,さらに言えば,悔い改めるのでしょうか。自分が罪深いことを認めて神に救っていただけば,それでよいのではないでしょうか。…
わたしたちが神の戒めに従うのは,神を愛しているからです。…
ですから,わたしたちが神の戒めに従うのは,神の慈しみに対するわたしたちの限りない愛と感謝から生じる自然な結果なのです。このような心からの愛と感謝の気持ちを抱くとき,わたしたちの行いは神の恵みと奇跡的に結び合って一つとなります。絶えず徳で思いが飾られ,神の前において自信が増します。」
(ディーター・F・ウークトドルフ「恵みの賜物」より)